見えないチカラを作るため ① ~ はじめに ~
子どもに身に着けてもらいたい見えないチカラ
高校生の明日のためにできること!
のシリーズを書くのが本当に楽しくてしょうがなくて、今下書きにネタが何個もたまっているのですが、それと同じくらい長年まとめてみたいと温めていたこと。
高校生になればもう本人の力がものを言うのですが、幼稚園や保育園、小学校の時期だと保護者がなにをしてあげるかも非常に大事に思います。
あの時こうしていれば!とならないためにもよく聞くご相談から、子育てのヒントになればということをシリーズでご紹介できればと思います。
①見えない学力
まずはじめに「見えない学力」についてですが、これは非認知能力という言葉で多くの本が出ています。
有名な本は『学力の経済学』という2,3年前にはやった本で、子どもの我慢強さや物おじせず挑戦する力を伸ばすことが肝要だ、ということとそのエビデンスが詳細に載っています。
実際に行動する、色んな事をチャレンジすることをしないと達成感も味わえないので成長につながりません。そしてその達成したことを一時のものとせず、苦しい時も続けていくことが大事というのは成功のために納得がいきます。
②好奇心
もともと子どもたちは何にでも興味を持つ!
私はそう思いますが、今の子どもたちは実は興味を狭められがちです。
分かりやすい例が、YouTubeやTikTok。一見いろいろな動画を見て、好奇心が刺激されているようですが、実際のところは同様、同質の動画ばかり見てしまい、知識・関心が
狭まりがちです。
ゲームのことならよく知っているのにほかのこと、勉強なんてからっきしというのはよく聞く話。
もちろん何かに特化することは非常に大事なのですが、それと同時に最低限の一般常識は押さえてほしいというのもあります。
資本主義的なCMの洪水、「あなたへのオススメ」だらけの情報誘導がされた世界で、自分が好きなもの「だけ」を見るということのないよう好奇心を育む方法を考えます。
③他者を尊敬する気持ち
これも子どもたちは得意である。
オタク系が増えたからこそ他者の推しに大して肝要だという論調もありますが、それならば対人関係で悩む子どもたちは減らないのはなぜでしょう。
現代的な考えに、”自分の趣味を追い求めたい、だから干渉してほしくない。”という類の考え、「個人主義」が割と浸透しています。
特に子どもたちが早いうちからこういった考えでいると、うまくいけばいいのですが、孤立したり、その結果悩んだりすることが多いように思います。(本当にこの手の相談をよく受けます)
世代を問わず色んな人のことを尊ぶ考えを身に着けてもらうために何をするか、こちらも考えていきたいです。
以上のようなことを考えながら保護者も子も、 どちらもが得に、お互い豊かになるように日々過ごせるといいなと思っています。