【小・中学校向け】自由研究のお作法
早めに始めたほうが良いのが夏休みの自由研究。
どうせやるなら、ちょこっと面白いものを作ってみたいものです。
今日はその自由研究の作り方・書き方のポイントをいくつかお伝えしていきます。
課題は自分の好きなもので!
課題選びが一番難しいのですが、できれば子どもの興味があるものについて調べるといいです。
運動が好きな子どもにはそのスポーツ、遊びについて。
料理や本を読むのが好きであればそれもOK。
ゲーム好きなら、ゲームでも大丈夫です。
大人としてはテーマにどうしても学術的なものを選びがちですが、 それが悪い方向に働くことがあります。
それは「興味のないことを深く調べること」=「勉強」という負の刷り込み。
本来ならば「自分・実生活につながるもの」=「勉強」となってくれると嬉しいものが真逆に作用してしまったら悲しいですね。
私たち自身がこどもにとってつまらないことをさせないように、導いてあげましょう。
研究らしさも忘れずに!
特に工作などの自由研究でありがちなのが、ものはできているけれども何かわからないもの。
作った側としてはせっかく作ったのに、工夫や苦労が伝わらないのは残念です。
我々の時代と違って今は子どもたちがPCやタブレットを貸与されていることが多いですので写真を撮ったり、参考画像をプリントアウトしたりしてあげるといいでしょう。
種類別おさえるポイント!
実験(スライムづくりや塩の結晶観察など)
①仮説・②実験・③結果 以上を章立てして発見を共有
研究(オリンピックについての調べ学習など)
①調べる動機・②多角的な調査(できれば2つ以上の観点で)・③発見のまとめ
作品制作(ピタゴラ装置作成など)
①作品づくり②制作工程を写真に撮る③こだわりポイントにPOPをつける
せっかく時間をかけて作る自由研究。こどもの達成感獲得のためにも作品の出来・見栄えにも気を付けたいものです。
こだわりは全力で!手を抜くときは思い切り!
ここまでで、すこしずつ構想は膨らんできたでしょうか?
ただ実際に手助けはすれども、実際にやるのは子どもたち自身。また私たちのヘルプにも時間にもかぎりはあります。
そこで、どこに熱を入れるべきか、どこで手を抜くかは取捨選択していきましょう。
チカラを入れたほうがいいところ
・テーマ設定
「なにをやるか」が大事。とにかく興味関心のあるものを!
・実験・研究・作品の仕掛けなどのこだわり部分
大人であれば商品(自由研究)の差別化・売りを作るのは比較的気にするところですが、まだまだ子どもにはそれがわかりません。ここだけはしっかりやったら?と声掛けしていきましょう。
手を抜けるところ
・実験・研究テーマが決まったらグーグル検索
(たとえば塩・結晶で検索しただけでこんなかんじで出ます↓)
こういった検索結果を見せてたとえば塩の結晶でも「大きくつくってみたいか」、「きれいな形を作りたいか」、「いろいろなもので結晶を作りたいかなど」子どもと話して方向性を決めると具体的にやることがさくっと決まっていいかもしれません。
・ガイドツアーや市販のキットは臆面なく使う!
こどものやりたいことの方向性さえ決まっていれば各地で行われている自由研究お助けイベントや市販のキットはどんどん使っていきましょう。お金を払う分発見は確かにあります。
まとめ
好きな課題をしっかり研究。メリハリつけるのを忘れずに。
好きなものをしっかり研究することが早いうちにできるようになると、先々進路に対して方向性を決められることもあるはずです。
「夏の大物」自由研究、楽しみながらサクサク終わらせてしまいましょう!