【教育ニュース】進路選択に必須の知識! 2022年度版・最新推薦事情
押さえておきたい推薦事情の変化
ここ10年ほどの間で大学の入試の形態に大きな変化が起きています。
それは推薦入試の定員増加と、それに伴う人気の増加です。
例えば2020年度、私立大学では約58%が各種推薦で入学しています。
理由としては、文科省から国立大学に対して推薦入学者の割合を3割程度に増やすよう要請があり門戸が広がったことや、コロナ禍の影響で受験校を絞り、早めに合格を取りたい受験生が増えたことなどが挙げられます。
推薦入学は昔と違って、今や一般的な受験形態として考えられています。
若い子は知らない一昔前の推薦事情。
AO入試が始まった頃を思い出すと、どうしても広末涼子さんが頭に浮かびます。
知らない方のために補足すると、当時人気絶頂だった広末さんが、国内の最難関大学である早稲田大学にAO入試で入ったことで、問題となりました。
そもそも大学の推薦入試は指定校かスポーツ推薦が一般的な時代。
「一般入試の生徒が頑張っている中、一芸で入るとは如何わしい。」
「客寄せパンダだ!」
と揶揄されて、AO入試や広末さんに対して悪い風評が飛び交いました。
西暦2000年前後。親御さんの受験世代の約20年前はこんな様子でした。
驚きの最新ニュース
そして先日、朝日新聞から驚きのニュースが出ました。
それがこちら↓
AO推薦で合格した学生の成績が大学内で高いという調査結果が出たそうです。
もちろん、国の諮問会議に提出した資料ですので、そういったデータを意図的に編集した可能性も完全に否定することはできませんが、実際の問題を見るとなるほどと思う部分も多いです。
2022年の早稲田創造理工学部のAO問題↓
https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2021/11/27_kenchiku_2022_sosei_hikki.pdf
(早稲田大学HPより)
問題レベル高くないですか?
「地球の内側」に対しての想像力だけでなく、物理・化学・生物の総合的な学力、今まで読んできた本などの文化的資本、そして自分自身の人生哲学まで問われる問題となっています。
時間内にすべてを出し切るのは至難の業でしょう。
軽い気持ちで推薦に挑むと痛い目を見ること必死です。
まとめ
今回は最新の推薦事情についてまとめてみました。
ちょっと一芸があれば受かるみたいな幻想はもう通じそうにありません。
勉強だけでなく、読書や人生哲学など、色々な力を試させる推薦試験。
早めの合格を勝ち取るには、「よく遊びよく学ぶ」がキーワードになるでしょう。
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