【教育ニュース】蔵書数とテスト正答率
今日は昨日NHKニュースを見て気になる話題があったのでご紹介します。
↓家に本が多いほうがテストの正答率高い? 文科省調査
家庭内の蔵書数が多いほど子どもの成績が高いというもの。
ニュースによるとこの指標ではかられているものは家庭の経済的・文化的資本ということです。
最近ではミニマリストに代表されるように、自宅に多くの物を置かない方も増えていると思います。
住居の都合もありますし、家庭内の本の多寡で文化的でないと言われるのも何となく癪ですね。
図書館に行く頻度を増やすなどすると、カバーできるということでしょうか。
蔵書数の調査結果
↓記事引用
”家にある本の数が、
▽0~10冊と答えたのは小学生で11%、中学生で14%
▽11~25冊が小学生で19%、中学生で20%で
25冊以下と答えた子どもが3割を占めました。
▽26~100冊が小学生で34%、中学生で32%
▽101~500冊が小学生で32%、中学生で30%
▽501冊以上が小中学生とも5%でした。”
子どもたちはざっくりとした数を答えていると思うのですが、25冊以下ということはなさそうだと踏んで回答しているのでしょう。
この結果を見ると図書館のような家に住むというよりは、カラーボックス程度の小さな本棚があるといった程度の蔵書数が普通であると分かります。
言い換えるのならば、読書というものが身近にあればそれでいいのかもしれません。
昔のように漢字辞書や百科事典などが家にあった時代ではないですし、電子書籍なども流行っています。
あまり焦らなくてもよさそうに感じました。
正答率の差異
↓記事引用
”学力テストの正答率をみると、小学校の算数では、蔵書数が最も多い子と最も少ない子では18ポイントの差があり、中学校の国語でも15ポイント差が開くなど、蔵書数が多いほうが正答率が高くなる傾向が見られました。”
こちらを見て感じるのは小学校で正答率の差は算数に現れるのですね。
たしかに文章題では作業工程を頭の中で組み立てる必要があるので、読解力は大事そうです。
中学での国語はそのまま。納得です。
別のポイントとして、蔵書数の1番多い子どもと1番少ない子で差を見ているので、中間層ではブレがあることが予想されます。
まとめ
蔵書数とテスト正答率は相関があるというニュースでした。
普段から目につくところに本があり、なんとなく題名や作者の名前に触れているだけでも後々の素養には影響があるのかもしれません。
一方で本を家に置くことをしなくとも、やり方はありそうです。
自分のスタイルに合わせて子供たちにいい影響を与えられるよう出来るといいですね。