星を見上げる 学校では教えることができないこと①
皆さんは星、見ていますか?
子どもたちは園や学校でいろいろなことを学んできます。
おむつが外れた。友達付き合いがうまくなったという喜びから、字を覚え、算数を習い、できることが増えるごとにこちらは感心してしまいます。
学校の先生には感謝しかありませんね。
一方、学校の先生たちとお話させていただく中で、先生目線で学校では教えることができないことがあるのをいろいろと聞きました。
今日はその話の中で興味深かったものの一つ、「星のこと」についてお話させてください。
星の話は天文学。最古の学問の一つ。そして今でも最先端科学の重要なヒントや情報が詰まっている宇宙。
しかし、先生たちがそれを教えるときに案外と知識がないのが現状だそうです。
そもそも星空を見ない子どもたちにはなかなつかみづらい宇宙のお話。
どんなことをお家で話してきてほしいか聞いてきたのでご紹介します。
お家でしてほしい「星の話」
月について
小学校の理科では月の満ち欠けや、地球の周りをまわる”衛星”というものであること、太陽と同じように東から登り、西に沈むことや、満月・半月・新月、そして上弦の月や下弦の月などの形について勉強していきます。
しかし、そもそも満月の時以外月を見たことがない子供たちにとってはいろいろな月の形についてあまりピンとこないようです。
新月や、細い三日月の時にお話ししてみたり、十六夜(いざよい)の日に半月よりちょっと膨らんでいるか視力検査したり(笑)、その他の月の呼び名についてお話してみてもいいかもしれませんね。
↓wikiより
余談ですが、昨年大流行した鬼滅の刃でも「下弦」や「上弦」といったワードは出てきましたね。
主人公の竈門炭治郎というキャラクターのモチーフが太陽に対して、鬼は闇夜の中でしか生きられないということで夜がモチーフ。鬼の手下が月の満ち欠けで呼ばれているのは非常にオシャレで感心しました。
私たちもちょっと予習して、こどもたちにさも知っているように教えてしまいましょう。
朝と夜について
太陽の位置と地球の自転による一日の太陽の見かけ上の動き。
「なんで、朝が来て、昼がきたあと夜になるの?」これはこどもたちににとってはなかなかピンとこないようです。
子どもたちにとってこれが難しい理由は、頭の中で想像するしかないことだからです。
算数の掛け算や、少数・分数であったりは実際のものを使って図示することができるのですが、地球や太陽を図示するのはあまりにもスケールが大きすぎて難しいようです。
YouTubeなどで目で見てぱっと分かるものばかり見てきた子供たち世代。頭の中でじっと想像をめぐらすのが難しくなってきているようです。
自分たちが子供の頃を思い出しても、電球の周りを先生が地球儀を持って回ってくれてようやく理解した抽象度の高い話。これをスマートに教えてあげたいですね。
星座と神話について
星空はただ見ているだけで気持ちが落ち着いてくるものですが、それに加えて昔の人が考えた星座の話を知るとより星空を見る楽しみが増えます。
有名な話はオリオン座とさそり座のお話でしょうか。
これもよく言われるのですが、家族の形の変化により、子どもたちの教養に大きな差が出てきているそうです。確かに星座のお話は知らなくても問題はないかもしれません。
一方でギリシャ神話の話という神々の話を知っていると将来的に世界史の勉強をしていく際や絵画・建築の勉強をしていく際に大きなアドバンテージになります。
また教訓じみたものも多いですので道徳心の涵養にも良いかもしれません。
まとめ
学校の時間=昼の時間はプロである先生たちが一生懸命、色んな事を教えてくださっていますが、下校後はおうちの出番。夜はおうちの教育力が大事といわれました。
確かに夜空のことは私たちでしか、子どもにお話しできないですね。ちょうど冬の星空のきれいな時期。たまには家族で空を見上げてはいかがでしょうか?
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